第48回 全国消防救助技術大会 岡山
地区大会を突破した約1,000名の救助隊員が、
全国各地から桃太郎のまち岡山に集結!
令和元年8月25日(日)。残暑の太陽が照りつけるなか時折強い風がふきぬける岡山県岡山市消防教育センターに於いて第48回全国消防救助技術大会(以下全国救助大会)が開催されました。 手元の温度計が28度湿度50%を指すコンディションのもと、全国47都道府県の地区大会を突破した精鋭達が一同に集結し頂点を目指しその卓越した消防技術を競いあいます。
大会スローガンは「勇鬼(ゆうき)~桃太郎のまち岡山から新たな伝説を~」。大会パンフレットには「全国の各都市で地域の安全・安心のため、 日々トレーニングを積んだ救助の勇ましい鬼たちが一斉に集い、高めあう大会。鬼気迫る様子で訓練に励む救助隊員を鬼になぞらえたスローガンです」とあります。 ここ岡山市での全国救助大会は初開催。会場で配布するパンフレットをはじめ会場にいたるところに「勇鬼」の赤い文字と共に救助服に身を包んだ桃太郎が、全国から結集した隊員たちを出迎えます。 会場に入る隊員達の表情には、これから行う鬼気迫る訓練へ向けほどよい緊張感を浮かべていました。
安全確実性と所要時間を競いあう
全国救助大会で行う訓練は、陸上の部と水上の部に分かれており、それぞれの部に隊員ひとりひとりが基本的な技能を練磨する「基礎訓練」と、 隊員個人の技能とともに隊員間の連携を練磨する「連携訓練」、さらに使用する器材や訓練要領等を定めず出場隊員の創意工夫のもと訓練想定から救助方法までを披露する「技術訓練」があります。
陸上の部は7種目あります。ロープ渡過の基本的訓練の「ロープブリッジ渡過(基礎訓練)」、ビルや地下街などで煙に巻かれた人を救出するための訓練の「ほふく救出(連携訓練)」、 建物や河川の中州などに取り残された要救助者を隣の建物等から進入し救出することを想定した「ロープブリッジ救出(連携訓練)」、地下やマンホール等での災害を想定した「引揚救助(連携訓練)」、 災害現場の様々な障害を想定した「障害突破(連携訓練)」、災害建物への進入など消防活動には欠かせない訓練の「はしご登はん(基礎訓練)」、 器材を使わずに登はんする訓練の「ロープ応用登はん(基礎訓練)」があります。
群馬県 高崎市等広域消防局
宮城県 栗原市消防本部
熊本県 人吉下球磨消防組合消防本部
高知県 嶺北広域行政事務組合消防本部
鳥取県 鳥取県東部広域行政管理組合消防局
栃木県 南那須地区広域行政事務組合消防本部
石川県 津幡町消防本部
佐賀県 唐津市消防本部
新潟県 魚沼市消防本部
長崎県 佐世保市消防局
栃木県 芳賀地区広域行政事務組合消防本部
宮城県 大崎地域広域行政事務組合消防本部
千葉県 安房郡市広域市町村圏事務組合消防本部
愛媛県 宇和島地区広域事務組合消防本部
沖縄県 本部町今帰仁村消防組合消防本部
岐阜県 揖斐郡消防組合消防本部
福島県 喜多方地方広域市町村圏組合消防本部
福岡県 粕屋北部消防本部
秋田県 大曲仙北広域市町村圏組合消防本部
大阪府 柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部
千葉県 匝瑳市横芝光町消防組合消防本部
宮城県 大崎地域広域行政事務組合消防本部
栃木県 小山市消防本部
北海道 とかち広域消防局
鳥取県 鳥取県西部広域行政管理組合消防局
新潟県 新発田地域広域事務組合消防本部
千葉県 市川市消防局
千葉県 野田市消防本部
岡山県 岡山市消防局
日々積み重ねてきた訓練の成果を存分に発揮
日頃の救助訓練や自身の体力練磨に加え、毎年開催されるこの全国救助大会に向け、日々トレーニングに勤しむ隊員たち。 個々の訓練成果と仲間との連携が結びつき、強い絆で結ばれた隊員たちが結集しその力を発揮します。
福岡県 筑紫野大宰府消防組合消防本部
北海道 札幌市消防局
東京都 東京消防庁
兵庫県 加古川市消防本部
京都府 京都市消防局
神奈川県 茅ヶ崎市消防本部
静岡県 静岡市消防局
佐賀県 鳥栖・三養基地区消防事務組合消防本部