横浜消防出初式 2020
集い 学び 楽しめる 安全安心フェスティバル!
令和2年1月12日(日)午前11時気温は10℃。風が若干強めにふく曇り空のもと 今年も「横浜消防出初式2020」が開催されました。年頭にあたり市民の方々に安全・安心を実感してもらうために「集い 学び 楽しめる 安全安心フェスティバル!」をテーマに掲げるこのイベントは、今年で9回目を迎え回を重ねるごとに来場者数が増えております。 今年もイベント開始前の早朝から大勢の市民が訪れ、救助訓練や一斉放水をベストポジションで見ようと最前列が埋まり始めていました。
横浜消防出初式は午前の第一部と午後の第二部にわかれており、第一部では林市長の挨拶などによるオープニングセレモニーからはじまり、 古式ゆかしい消防演技、消防音楽隊によるドリル演技、そして消防総合訓練と一斉放水が行われます。第二部では来場者の皆様に参加してもらえるよう、 地元市民による伝統芸能の披露やアンパンマンこどもミュージアムによる新春コンサート、そして消防職員・団員の制服を紹介するファッションショーなど、イベントが目白押しとなっています。
11:00、横浜市消防局の精鋭部隊「SR(スーパーレンジャー)」が来賓を迎え入れる中、横浜市林市長の年頭挨拶や来賓者の挨拶などが終了して間もなく、 会場には木遣りの声が高らかに響き渡りました。その声をバックに重さ15kgの纏振込みが入場し、横浜市鳶工業連合会による古式消防演技「はしご乗り」がはじまります。 高さ約6.5m(三間半)幅約48cm(一尺六寸)のはしごの上で披露する演技は圧巻そのもので息をのみます。
一連の古式消防演技が終わると次に聞こえてきたのは、消防音楽隊によるドラムの音です。横浜消防音楽隊が今年初めての演奏を披露します。 一糸乱れぬ「ポートエンジェルス119(いちいちきゅう)」のドリル演技が華を添え、その機敏なキレのある動きと統率力に今年も圧倒されました。
緊張感あふれるドリル演技が終わり、メンバーが笑顔で手を振り退場すると、ほどなくして消防総合訓練がはじまりました。先遣隊のバイクが2台と警察の白バイが走りこみます。ここからは特別救助隊スーパーレンジャーをはじめ、横浜市消防団、そして救急医療機関Y-MATの連携により、実際の救助活動や消火活動そして救急活動などを間近で見ることができます。
そして最後に第一部の締めくくり一斉放水がはじまります。海には消防艇が姿をみせ、海を挟んで向こう岸には消防団員が一列にならび一斉放水をくりひろげます。会場側の岸にも待機していた消防士と消防団員が一斉放水に入ります。再度、消防艇が水を豪快に撒き、両岸の消防団員が一斉放水をすると虹があらわれました。そのそばをヘリコプターが舞ったところで第一部は終了となりました。
第二部は女性職員採用50周年フォトセッションを皮切りに、横浜市消防団PR「ダンス&トーク!目指せ、地域のヒーロー!」や消防音楽隊による火災予防絵本の朗読と演奏「みんな森の仲間とオオカミのサイレン」が開催され、航空救助訓練をはさみ、救急PRや 横浜アンパンマンこどもミュージアムによる「ドリーミングとうたおう!新春コンサート」や様々なパフォーマンスにより、来場者を楽しませていました。