宇都宮市消防出初式 平成31年
餃子のまち宇都宮市
宇都宮市は栃木県の中ほどに位置する県庁所在地であり、1996年4月1日より中核市に指定された北関東最大の都市です。また餃子の消費量日本一としても全国的に知られ、街のあちこちに餃子店が点在する「餃子のまち宇都宮」としても有名です。
そのような活気あふれる宇都宮市で、平成31年1月6日(日)午前10時より栃木県総合文化センター、宇都宮城址公園、二荒山神社前大通りにおいて「宇都宮市消防出初式」が開催されました。 この出初式は年頭にあたり、宇都宮市の消防力を広く公開することにより、消防行政に対する市民の理解を深め、防火・防災意識の高揚を図るとともに、 消防職員・団員の士気を高めることを目的として毎年開催されています。
消防団員が一致団結して臨む「一斉放水」
午前11時。この日の天気は晴れときどき曇りで気温は12℃湿度28%とこの時期にしてはすごしやすい陽気となりました。宇都宮城址公園(二の丸広場)には、 幼い子どもと手をつないだご夫婦や消防団員のご家族と思われる方々など沢山の人たちが続々と集まりました。栃木県総合文化センターで式典を終えた消防・防火団体関係者もかけつけいよいよ放水がはじまります。
到着した宇都宮市長に指揮者である副団長が 一斉放水の開始報告をし副団長の「一斉放水はじめ!」の号令とともに一斉放水がはじまりました。
青空に浮かぶ宇都宮城址。舞い上がる放水の水しぶき。視認性の高いオレンジ色とシルバーの太い反射材が特徴の防火服に身を包んだ団員たちが各分団長の指揮のもと力をあわせ力強い放水を披露すると、観客から拍手と歓声が沸き起こりました。
晴れの舞台「分列行進」
一斉放水を終えた団員達は車両に乗り込みパレードの会場へと向かいます。交通規制された二荒山神社前の大通りには宇都宮市消防音楽隊の行進曲が鳴り響き、 その中を各分団にわかれ漆黒の団服に身を包んだ団員達が誇らしげに行進します。沿道では家族の雄姿をひとめ見ようと沢山の団員家族や市民が見守りその堂々たる姿に拍手を送っていました。またバンバ通りでは40m級のはしご車と屈折式はしご車や子供用防火服も展示され、13時からは市無形文化財に指定されている宇都宮消防記念会により「はしご乗り」も披露されました。
毎年、新春恒例行事として多くの人たちに親しまれている宇都宮消防出初式。日頃から市民の安心・安全のため訓練している消防団員や消防職員への感謝の気持ちを伝える、そんな心温まる消防出初式でした。