第25回 全国消防操法大会 長野
全国各地の予選を勝ち抜いた精鋭たちが一同に集結
2016年10月14日(金)午前9:00。気温20℃湿度34%の晴天の中、長野県南長野運動公園内長野オリンピックスタジアムにおいて「第25回全国消防操法大会」が実施されました。
2年に一度開催されるこの大会は、それぞれの仕事のかたわら「地域の安心と安全を守る」という精神で、日夜活動に従事している消防団員の皆さんが日頃の訓練成果を発揮し、消防操法技術の向上と士気高揚を図ることにより、地域防災体制の強化に役立てることを目的にしています。
全国各地の地区予選を勝ち抜き、選りすぐられた精鋭たちが一同に集結し、その技を競い合うこの大会には、それぞれの団員の皆さんを支える家族や地域の応援団も大勢かけつけ、高く掲げられた各地の消防団ののぼりとともに会場を沸かせていました。
消防操法大会の見どころは大きく3つにわけられます
① まっすぐに伸びるホース
・ 一本長さ20m、重さ7kgのホースをチームで協力しながら火点(標的)に向かって3本つなげ、放水します。
・ 伸ばしたホースがねじれていたりすると水が出づらくなるため十分な消火活動ができません。
迅速に動きながらまっすぐにきれいにそして正確にホースを伸ばします。
② 正確な放水
・ 勢いよく放水される水の力に負けないようにしっかりと筒先を持ち、10m先の火点(標的)を正確に捉えます。
・ どれだけ早く火点(標的)を倒すことができるかがポイントです。火点が倒れた時は大きな拍手が沸き起こります。
③ 徹底した確認作業
・ 災害現場ではどんな危険が潜んでいるかわかりません。自分の安全、周りの安全を常に意識した徹底した確認作業も見どころです。
以上3つの点をポイントに競技は進められます。
ポンプ車の部
競技に臨む前から、応援団とともに円陣を組み気合を入れるチーム、整列し身だしなみをチェックするチーム、身体をあたためウォーミングアップするチーム……それぞれのチームが一生懸命練習に励んできた成果を発揮するために集中します。
小型ポンプの部