第22回 群馬県消防ポンプ操法競技大会
地区予選を勝ち抜いた 22隊124名が出場
平成26年8月23日(土)午前9時。群馬県前橋市にある群馬県消防学校において第22回群馬県消防ポンプ操法競技大会がおこなわれました。最高気温30℃湿度57%の炎天下の中、群馬県内消防団数35団の中から勝ち抜いてきた22隊124名が出場し日頃の訓練成果を発揮しました。
応援席にはポンプ操法大会恒例の各消防団(分団)ののぼりが掲げられ、出場隊員の皆さんを激励する方々による多くの応援団も集まり熱気に包まれていました。
群馬県消防ポンプ操法競技大会は、消防ポンプ操法の競技大会を通して、有事に即応した消防技術の向上と、消防団員の士気の高揚を図ることを目的に2年に1度実施しています。
県内11地区で予選を勝ち抜いた代表消防団(チーム)が、ポンプ車及び小型ポンプの操法において、迅速性や技術力を競い合います。
日頃の訓練成果を発揮し、 全国大会出場を目指す
今大会では、午前中にポンプ車の部14チーム(84名)、午後からは小型ポンプの部8チーム(40名)にわかれて行われ、全国大会出場を目指し競い合いました。
双方ともチームワークと資機材の操作技術を駆使し、ホースを担ぎながら前方約53mの位置に置かれた標的(火点)を目指して走りこみ放水します。その一連の速度を競うことはもちろん、放水活動につながる隊員の規律や行動・操作全般についても審査されます。
ポンプ車の部の場合、放水のためのホースはあらかじめポンプ車に収納されており、指揮者の号令のもと火災現場へ移動することを想定した訓練からはじまります。迅速な車両乗車や降車、そしてスムースなホースの延長、隊員同士の伝達や放水の操作など、あらゆる動作が審査の対象となるため、その行動は頭の上から足の爪先まで神経が行き届きます。
家族や仲間同士の絆を胸に訓練に励む
選手は出場直前まで身なりや姿勢を整え操作の確認をします。その姿に意気込みを感じます。出場チームが円陣を組み気合を入れると、多くの観客や応援団にも熱が入ります。日頃多忙な仕事の合間をぬい、夜間や休日の訓練に励む団員たち。その活躍の陰には関係者や家族の支えが欠かせません。家族や仲間同士の絆を胸に、郷土の誇りと名誉そして期待を担い、日頃の訓練成果を発揮します。