航空自衛隊入間基地 体験搭乗
大型輸送ヘリコプター「CH-47J」体験搭乗レポート
赤城工業株式会社はこの度、航空自衛隊入間基地に於いて、大型輸送ヘリコプター「CH-47J」の体験搭乗をさせていただきました。 令和4年3月12日(土)。この日は快晴。気温も24℃とこの時期にしては高く5月中旬並みの陽気でした。午後12:00、埼玉県の入間基地に到着し駐車場にて受付を開始。駐機場に向かうマイクロバスの乗車を待ちます。12:30、マイクロバスに乗車し待機場に到着。建物に入り再度受付を済ますと、ここで体験搭乗する人全員に「ドッグタグ」という首から下げるタグと耳栓が配布されます。早速首から下げて身につけ搭乗を待ちます。
待機場の椅子に座り窓の外を眺めていると、駐機場に水色の機体の輸送機「C-2」が見えます。堂々たる風情です。目線を右に向けると今度は迷彩柄の輸送機「C-1」が複数機ずらりと整列しています。圧巻です。その背後には尾翼が赤いチェッカー柄の「YS-11FC」や「U-4」が整列しています。壮大な眺めです。
堂々たる風情の輸送機「C-2」
圧巻の輸送機「C-1」
13:00、搭乗する際の注意事項や説明を受け、搭乗口から駐機場へと降りると、いよいよ「CH-47J」への搭乗です。大きな音を防ぐため耳栓を装着します。 前後のローターを回転させながら準備の整った「CH-47J」が、後方を大きく開き私たちの搭乗を待ってくれています。激しいダウンウォッシュで身体が吹き飛ばされそうになるのをしっかり踏ん張りながらゆっくりと「CH-47J」へと向かい機体へと乗り込みます。 30人乗りの向かい合った座席にコロナ感染拡大防止対策で15人が着座し、シートベルトをしっかり締めます。
体験搭乗させていただいた大型輸送機「CH-47J」
後方の搭乗口を大きく開き、私たちの搭乗を待ってくれている
間隔をあけて着座し、シートベルトをしっかりと締める
13:30、ふたつめのプロペラも回り出し、大きな振動が足の裏から身体にズンズンと伝わります。プロペラの音と振動が最大限に達したとき、機体はゆっくりと上昇をはじめます。 あっという間に狭山市の上空です。高度600メートル、時速240キロ。入間基地のある埼玉県狭山市からスカイツリーを目指します。大きな丸い窓から外をのぞくと、一般的な旅客機よりも高度が低いせいか、町並みがよくみえます。 13:45頃、東京都内に到着。前方にスカイツリーが見えました。 14:00頃、入間基地到着。約30分はあっという間のフライトでした。
高度600メートル上空
スカイツリーが見えてきた
入間基地に戻る
興奮冷めやらぬなか、帰路につく途中、何もしていないのに身体がずっしりと重く疲れのようなものを感じます。わずか30分でこのように感じるのに、隊員の方々は長時間、しかも任務を遂行しながら搭乗するのですから、あらためて隊員の方々の強靱な体力と精神力を感じました。素晴らしい体験をさせていただきました。本当にありがとうございました。
(2022.3.17記)