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2014年 横浜消防出初式
平成26年1月12日(日)。出初日和とも言うべき快晴のもと今年も「横浜消防出初式2014」が開催された。年頭にあたり市民の方々に安全・安心を実感してもらうために「集い 学び 楽しめる 安全安心フェスティバル」をテーマに掲げるこのイベントには、回を重ねるごとに来場者が増えており、今年は78,000人(主催者調べ)の市民の方々が訪れ賑わいをみせた。

出初式は午前の第一部と午後の第二部にわかれており、第一部では市長の挨拶などによるオープニングセレモニーからはじまり、古式ゆかしい消防演技、昨年55周年を迎えた消防音楽隊によるドリル演技、そして消防総合訓練と一斉放水が行われる。第二部では来場者の皆様に参加してもらえるよう、和太鼓の演奏からはじまりクイズ方式の救急PRや災害対策の研究に取り組んでいる慶応義塾大学生による体操など子どもから大人まで家族で楽しめる内容が盛りだくさんである。

このレポートでは、横浜消防出初式の一日をカメラを通してお伝えしていこうと思う。















11:00、会場には音楽隊による演奏が流れはじめた。いよいよ第一部オープニングセレモニーのはじまりである。横浜市の林市長を先頭に来賓の方々が入場する。林市長が壇上にあがり「横浜消防の力強さを体感してほしい」「市民の方々の自助・共助のもと7200人の消防団員と3400人の消防職員のお力添えをお願いしたい」とのべ「市民の皆様にとって安全で健やかな一年となりますように」と挨拶した。
間もなく会場に木遣りの声が高らかに響き渡る。その声をバックに重さ15kgの纏振込みが入場する。横浜市鳶工業連合会による古式消防演技のはじまりである。「はしご立てぃ!」の掛け声の直後、高さ約6.5m(三間半)幅約48cm(一尺六寸)のはしごが天をつく。「演技はじめっ!」古式消防演技のメインイベント「はしご乗り」が今年もまた雲ひとつない青空に舞う。


一連の古式消防演技が終わると次に聞こえてきたのは、消防音楽隊によるドラムの音だ。昨年55周年を迎えた横浜消防音楽隊が「グランドパフォーマンス2014」と題し、今年初めての演奏を披露する。一糸乱れぬ「ポートエンジェルス119(いちいちきゅう)」のドリル演技が華を添える。毎年恒例のこのドリル演技はその機敏なキレのある動きと統率力にいつも圧倒される。



緊張感あふれるドリル演技が終わり、メンバーが笑顔で手を振り退場すると、ほどなくして会場中央に母親に手をひかれた子供達や主婦そして家族連れの男性など様々な市民が入場する。市民が被災者として参加する消防総合訓練がはじまるのだ。この消防総合訓練は地震発生から避難、救助まで実際に災害が発生した時に起こりうる状況を再現し、その時消防をはじめ警察・医療関係者がどのような働きをするのか、また実際に自分はどのようなことをするべきなのかを考え学ぶことができる。日常生活を送っていると災害は他人事のようについ考えてしまうものだが、このような機会にあらためて心の準備をすることも大切な事なのであろう。今年は津波の発生を想定し会場内には大音量で実際の災害緊急放送が鳴り響く。中央に集まった被災者たちは一斉にその場で頭を抱えてしゃがみこみ揺れがおさまるのを待つ。間もなく先遣隊のバイクが2台と警察の白バイが2台走りこむ。ここからは特別救助隊スーパーレンジャーや神奈川県警察、そして救急医療機関Y−MATの連携により、実際の救助活動や消火活動そして救急活動などを間近で見ることができる。会場の左右に2台づつ追突した車両が配置され大型クレーンや油圧スプレッターなどの重機を駆使して、車内に閉じ込められた要救助者を救う。実際に車両を解体し救助する様子を見ていると危険な任務をひたむきに遂行する消防隊員の姿に勇気をもらう。




全ての人が無事救出され消火活動が終了すると、会場にはヘリコプターのプロペラ音が鳴り響く。上空に2機のヘリコプター「はまちどり1」と「はまちどり2」が飛来した。そのうちの1機が消火用水を撒く様子をみせてくれた。今度は第一部の締めくくり一斉放水である。海には消防艇が姿をみせる。海を挟んで向こう岸には消防団員が一列にならび一斉放水をくりひろげる。会場側の岸にも待機していた消防団員が一斉放水に入る。水の力を一点に集めて勢いをつける「富士山」は圧巻の一言である。再度、消防艇が水を豪快に撒き、両岸の消防団員が一斉放水をすると虹があらわれた。そのそばをヘリコプターが舞ったところで第一部は終了となった。




午後の第二部では「岡津太鼓」の和太鼓演奏からはじまり、横浜消防のキャラクター、はまくんが登場し寸劇仕立てで救急をPRしたり、横浜のご当地キャラクター「横浜見聞伝スター☆ジャンショー」や慶應義塾大学の学生が考案し、同大准教授が監修した「じしんだんごむし体操」の実演など、来場者みんなで楽しめるショーが目白押しであった。子どもたちは嬉しそうに歓声をあげながら壇上の司会者やキャラクター達の声に応える。その姿を見つめる大人も子ども達と一緒に楽しんでいる様子が伺える。

「集い 学び 楽しめる 安全安心フェスティバル〜横浜消防出初式」そのキャッチフレーズにふさわしいイベントに私達も自然と笑みがこぼれる。
来年もまたこの場所で真剣なまなざしで訓練に臨む勇姿や、笑顔の子供たちに会えるのを楽しみにしたい。(2014.01)


2014年 横浜消防出初式 出店
2014年 横浜消防出初式 赤城工業(株)
2014年 横浜消防出初式 企業ブース